人財サービスのグローバルリーダーであるAdecco Groupの日本法人で、総合人事・人財サービスを展開するアデコ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:平野 健二、以下「アデコ」)は、この度、クラウド型人事労務システム「ジンジャー」を提供しているjinjer株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:桑内 孝志、以下「jinjer」)との間で、企業の「人的資本の情報開示」推進に向けた協業を開始することをお知らせします。共に培ってきたHRソリューションの知見を活かし、企業の「人的資本の情報開示」と「人的資本経営の推進」を多角的なアプローチで包括的にサポートしていきます。アデコは、本協業に基づき、jinjerの顧客企業に対して、人的資本情報の収集や開示のベースとなる人事業務の効率化を通じた、人的資本経営の推進を支援するためのコンサルティングサービスを提供します。
現在、日本では、少子高齢化による労働人口の減少が進み、企業にとっては求める人財の確保が大きな課題となっています。このような状況において、事業の持続的な成長を実現するため、企業における人財の重要性が改めて注目されており、人財をコストではなく資本と捉え、それぞれの人財が持つ価値を最大限に引き出すことによって、中長期的な企業価値の向上につなげる経営のあり方である人的資本経営が、大きな関心を集めています。それに伴い、人財に関する情報を可視化したうえで、採用や従業員のモチベーション向上、リスキリング、トレーニングといった人財戦略へ生かす取り組みを進める企業が増加しています。
アデコは、今回の協業を通じ、jinjerの顧客企業に対して、人的資本情報の収集や開示のベースとなる人事業務の効率化を通じた人的資本経営の推進を支援するためのコンサルティングサービスを提供します。サービスの提供にあたっては、伴走型の支援を行い、jinjerの顧客企業が自律・自走できるようサポートします。
今回、アデコが協業を進めていくjinjerは、人事労務、勤怠管理、給与計算などの人事関連の定型業務から、人事評価やeラーニングといったタレントマネジメントまでを一元管理できるクラウド型人事労務システムである「ジンジャー」を提供しており、「ジンジャー」を導入している企業では、人的資本に関する情報を可視化することが可能な状態にあります。その一方で、日常的な人事業務への対応で工数が逼迫するなどの理由により、それらの情報を収集する仕組みを整えることができず、人的資本経営の推進へとつなげられていないという課題を持つ企業が多く、サポートを必要としていました。
アデコは、業務改善や人財育成支援、キャリア開発支援、組織開発およびエンゲージメント向上支援といった、雇用や人事領域における伴走型のHRソリューションサービスを提供しており、国内最大規模となる14名のISO 30414のリードコンサルタント/アセッサー(*1)を中心に、コンサルティングを通じて組織と人財に関する課題の解決に向けたソリューションを提供する「人財躍動化コンサルティング」を展開しています。また、人的資本経営の実践に関する先進事例の共有、企業間協力に向けた議論、効果的な情報開示の検討を行う「人的資本経営コンソーシアム」にも参画するなど、人的資本経営の推進に関する取り組みを積極的に進めています。
アデコは、人財サービスのグローバルリーダーとして、「人財躍動化を通じて、社会を変える」をビジョンに掲げ、仕事を通じて躍動する人財の輩出と、人財が躍動できる環境の創出により、社会へ変革をもたらすことを目指しています。今後も、雇用・労働に関する様々な新しい施策を実施することで、企業と人財の双方の躍動の実現を支援してまいります。
*1:HCプロデュース社とHR Metrics社の認証により、個人として、自社を含む企業のコンサルティングや、ISO 30414認証取得に向けた審査に従事することができる資格
クラウド型人事労務システム「ジンジャー」について
「ジンジャー」は、人事労務・勤怠管理・給与計算などの人事の定型業務から人事評価・eラーニングといったタレントマネジメントまで、1つにまとめて管理できるクラウド型人事労務システムです。人事情報を1つに統合した「Core HRデータベース」によって、勤怠集計からの給与計算や、社会保険手続きに関する帳票類の入力といった定型業務の効率化・自動化を支援します。また、それぞれのシステムのデータベースがつながっているため、データベースの自動反映や役割変更に応じた各システムへの権限変更の自動化などを実現します。
▶「ジンジャー」サービスサイト:
https://hcm-jinjer.com
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アデコ株式会社 Communications部
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