Adecco、「東京都カーボンクレジットマーケット普及啓発事業」の運営を開始
人財サービスのグローバルリーダーであるAdecco Groupの日本法人で、総合人事・人財サービスを展開するアデコ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:平野 健二)の人財派遣およびアウトソーシング事業のブランドであるAdecco(以下「Adecco」)は、この度、「東京都カーボンクレジットマーケット普及啓発事業」(以下「本事業」)業務を受託し、運営を開始しました。Adeccoは、本事業の運営を通じ、脱炭素化に向けた中小企業等の行動変容、「東京都カーボンクレジットマーケット」における利用登録者の拡大、都マーケットを活用したカーボンクレジット取引の活性化といった目標の達成を支援します。
「東京都カーボンクレジットマーケット普及啓発事業」公式サイト
https://try.offset.now.metro.tokyo.lg.jp/
東京都では、2050年にCO2実質ゼロに貢献する「ゼロエミッション東京」の実現に向けて、都内の中小企業等の脱炭素化に向けた様々な取組を進めています。中小企業等が脱炭素化を進めるに当たっては、省エネ設備の導入等による自社の温室効果ガスの排出量を削減する取組に加え、カーボンクレジット(※)の活用も効果的です。そこで、東京都では、本年3月、国内外のカーボンクレジットを容易に取引できる独自のシステム「東京都カーボンクレジットマーケット」の運用を開始しました。(※カーボンクレジットとは、省エネルギー設備の導入や森林管理の取組などによる CO2の排出削減量や吸収量を、第三 者機関による検証等を経て、企業等の間で取引できるよう認証したものです)
一方、こうしたカーボンクレジットの取引制度は専門性が高く、一般的に中小企業は馴染みが薄いため、同マーケットの概要やその有効性を丁寧に伝え、参加を促す仕組みづくりが必要となっています。
Adeccoは、本事業において、コンサルティングや金融の専門機関および団体と連携し、カーボンクレジットの活用を含む脱炭素経営の普及を目指します。具体的には、中小企業等が自社のCO2排出を可視化するための診断ツールの提供や、カーボンクレジットの専門家であるナビゲーターによる個別課題への解決策やカーボンクレジットの活用方法の提案等の支援を無料で提供します。
Adeccoは、官公庁と地方公共団体からの事業受託において、2020年以降、全国約180の自治体・団体より、570件を超える案件を運営した実績を有しています。今後も、カーボンクレジット取引の推進支援をはじめとする様々な取り組みを通じ、企業における脱炭素の取り組みの実現に貢献してまいります。