近い未来、AIやテクノロジーの進展により、私たちの仕事は彼らに「奪われるのでは?!」という不安な声を耳にしますが、管理職へのアンケートからは、AIにとても高い期待感を持っていることがわかりました。
<調査概要>
調査対象:首都圏の上場企業に勤務し、部下を持つ管理職(部長職・課長職、40歳~59歳の男女) サンプル:309名
調査方法:インターネット調査 実施時期:2017年4月
※AI時代:本調査では、AI全盛と見込まれる2030年から2035年頃を想定しています。
AIの導入に対しては、「とても期待している」「どちらかというと期待している」を合せると、88.7%の管理職が期待をしていると回答しており、脅威を感じているの11.3%をはるかに上回りました。
AIに任せてみたい業務として、「データ処理業務」(67.6%)、「データ分析」(63.4%)、「情報リサーチ」(43.4%)といった、データを扱う業務が上位にあげられました。
将来、上司、部下がAIになった場合の感情を聞いたところ、AIの部下には好意的な管理職が64.1%だったのに対し、上司がAIになった場合に好意的と感じている管理職は52.1%にとどまり、AIの上司にはやや抵抗感が大きいことがわかりました。
現在、部下に求める能力としては、「対人関係力」(67.0%)、「分析的思考力・概念的思考力」(45.3%)、「複雑な課題に対する解決力」(30.4%)が上位に挙げられる一方で、AI時代には、「対人関係力」(55.0%)、「創造力」(36.9%)、「分析的思考力・概念的思考力」(36.6%)が重要になると考えていることがわかりました。