新卒として入社した企業での勤務が4年目を迎えた日本全国の若手社員600人(男性:300人、女性:300人)を対象に、新卒入社後3年以内に離職しなかった理由などを尋ねる調査を実施しました。
日本では、新規大卒就職者の就職後3年以内の離職率が3割前後で推移する状況が長く続いており、企業にとっては大きな負担となっています。今回の調査は、新卒入社後3年以内に離職しなかった社員にアンケートを行うことで、新卒を採用する企業が離職率改善に向けて取り組むための一助となることを目指しています。
新卒で入社した企業での勤務が4年目を迎えた日本全国の若手社員600人のうち、「退職や転職を考えたことがある」と回答した491人に対し、「退職や転職を考えた理由は何ですか?」と質問したところ、もっとも多かった回答は「年収が少ない」(47.5%)でした。
「キャリアビジョンがある」と回答した356人に対し、「現在の勤務先で、あなたのキャリアビジョンを実現できると思いますか?」と質問したところ、「ある」が62.9%(224人)、「ない」が37.1%(132人)でした。
「現在の勤務先キャリアビジョンを実現できると思わない」と回答した132人に対し、「キャリアビジョンを実現できないと思う理由は何ですか?」と質問したところ、理由としてもっとも多く挙げられたのは「昇進・昇格が難しい」(34.1%)でした。
【調査概要】
調査対象:2020年4月に新卒として入社し、その企業での勤務が4年目を迎えた日本全国の若手社員
サンプル数:600人(男性:300人、女性:300人)
調査方法:インターネット調査
実施時期:2023年4月27日~5月12日
調査実施会社:楽天インサイト株式会社