先のことは考えない。目の前にあることに全力を尽くす。「やってみる」ことから始めてみる
通訳者の人財コンサルタントから
ニュースレポーターまで
初めて会社を作ったのは、28歳のとき。「ユニカルインターナショナル」という通訳者のネットワークです。
大学卒業後、フリーランスで通訳をしていたころに「通訳者と企業との間に、ベストマッチングがあるのでは」と思うようになりました。ジャンルは何か、シーンはご挨拶の場なのか商談なのか、通訳するときの業界や目的をあらかじめ知っておけば、パフォーマンスも上がります。事前に目的をヒアリングし、その場に最適な通訳者を選ぶ。単に言語を変換するのではなく、異なる文化の間に入って結果を出すお手伝いをする「国際コミュニケーションのコンサルタント」です。
創業したのとほぼ同じタイミングで、ある人の紹介もあり、ニューススタジオの見学に行きました。それが、実は抜き打ちの面接で、私は思いがけずに「ニュースステーション」のレポーターになりました。何も知らないままその世界に飛び込み、結局6年間で二十数カ国に行かせていただきました。