赤道をまたがって、世界最多の島で構成されるインドネシアの首都・ジャカルタ。1年中夏日のこの街では、他のアジアの街と同じく、「屋台」が食の中心です。ランチタイムには、テーブルと椅子を置いている「ワルン」と呼ばれる屋台に繰り出すか、「オフィスボーイ」に食べたいものをオーダーして買ってきてもらい、涼しいオフィスで同僚と食べるのが一般的です。
この「オフィスボーイ」、ほぼどの企業にも所属している「従業員のお手伝いさん」のようなスタッフで、社員のランチの買い出しも担当しています。彼らがすごいのは、「○○が食べたい」と伝えると、近くの屋台から少し離れたレストランまで出向き、ほぼ何でも調達してくるところ。ちなみに、どこでどのように購入しているのかは企業秘密だとか。