「国際EAPコンサルタント養成講座」の提供を開始
人財サービスのグローバルリーダーであるアデコグループの日本法人で、総合人事・人財サービスを展開するアデコ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川崎 健一郎、以下「アデコ」)は、この度、人材サービス会社として初めて「国際EAPコンサルタント養成講座」(以下「CEAP®養成講座」)の提供を開始します。現在、国際EAPコンサルタントの資格試験を受験するには、「CEAP®養成講座」の受講が必須となっています。アデコは、「CEAP®養成講座」を提供することで受験機会を増やし、国際EAPコンサルタントを目指す方々を支援します。
CEAP®(Certified Employee Assistance Professional)とは国際EAP協会のEAP認定委員会(Employee Assistance Certification Commission)が交付する国際資格であり、資格の取得後は国際EAPコンサルタントとして国内外において活躍の場が広がります。CEAP®(Certified Employee Assistance Professional)の国内における合格率は40%程度で、国内に約70名しか存在しない希少性の高い国際資格です。臨床心理士や精神保健福祉士といった心理の専門家や、“社労士”や“人事部門の担当者”といった労務に携わる方々がCEAP®を取得し、国際EAPコンサルタントとして活動するケースも多くみられます。
アデコによる「CEAP®養成講座」は、合計60時間から構成される講座で、EAP(*1)の基礎から実践、また精神科医療や職場のクライシスケアといった専門知識までを、幅広く日本語で学ぶことができます。この講座は、実務経験を持ち国際EAPコンサルタントを目指している方を対象としており、特に臨床心理士資格保有者もしくは臨床心理士修士号保有者は、約20時間の受講で国際EAPコンサルタント試験の受験資格を得ることができます。アデコによる第1回の「CEAP®養成講座」の開始は2020年1月を予定しています。
アデコではCEAP®の資格取得を支援するだけでなく、資格を生かした仕事を紹介することにより、キャリア開発をサポートします。また、企業に対しては、CEAP®の資格保有者を社内で活用するためのコンサルティング、またCEAP資格者間の定期的なミーティングや勉強会の開催によるネットワークづくりなども検討しており、取得後もメンタルヘルスから労務全般まで幅広い人事課題の解決を通じて各企業の職場環境および生産性の向上を実現するための体制づくりを支援いたします。
2006年からEAPサービスであるトータル・ライフ・サポート・プログラム(TLSP)を展開するアデコは、人財サービス業界で初めてEAPコンサルタント技能検定(*2)を導入し、現在は735名のEAPコンサルタント(*3)が、8名の国際EAPコンサルタント(CEAP®)と共に企業における組織の活性化を推進しています。2019年4月には、一般社団法人国際EAP協会日本支部との提携も発表しました。アデコはEAP サービスを重要な付加価値サービスのひとつと位置づけており、今後も日本国内におけるEAPのさらなる浸透に尽力してまいります。
*1 : EAP(Employee Assistance Program、従業員支援プログラム)とは、企業や団体などの組織、およびその組織に属する従業員の様々な課題を解決に導くことにより、組織の活性化や生産性の向上を目指すプログラムです。
*2、*3: 一般社団法人国際EAP協会日本支部が公式に認定した検定。「EAPコンサルタント技能検定」に合格することで認定される。認定取得者は、日本国内において顧客企業の人財に関する課題や生産性の向上に向けたEAPの初動コンサルテーションを行う。人数は2019年11月時点の実績。
アデコ株式会社 EAP Solution部
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