Adecco、介護人財の派遣サービスを拡大
― 介護職員初任者研修取得者には、介護福祉士実務者研修修了のための費用を支給 ―
人財サービスのグローバルリーダーであるアデコグループの日本法人で、総合人事・人財サービスを展開するアデコ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川崎健一郎)の人財派遣およびアウトソーシング事業のブランドであるAdeccoは、この度、無期雇用派遣を活用した介護人財の派遣サービス「さくらシード」を拡大することを発表しました。これまでは介護福祉士資格を保有する人財に限定して採用していましたが、今後は採用対象を介護職員初任者研修修了者および介護福祉士実務者研修修了者へと広げたうえで、介護職員初任者研修修了者に対しては、上位資格となる介護福祉士実務者研修修了のための費用を支給します。介護福祉士実務者研修修了者に対しても、その上位資格である介護福祉士資格を取得するための支援を提供します。介護職員初任者研修修了者と介護福祉士実務者研修修了者の採用は、2022年5月1日より開始いたします。
「さくらシード」Webページ
https://www.adecco.co.jp/client/service/muki/sakura_seed
介護業界では、以前から人手不足が大きな課題となっています。厚生労働省が発表した「2025 年に向けた介護人材にかかる需給推計」によると、2025年には、日本の全人口の3割が75歳以上となり、約38万人の介護士が不足すると見込まれています。また、求職者1人あたりの求人数を示す有効求人倍率を見ると、「介護サービスの職業」の有効求人倍率は2011年に2倍未満でしたが、近年は4倍前後で推移しており、人手不足が加速したことがわかります。こうした状況のなか、介護事業所では、介護人財の不足によって提供するサービスの品質が低下することが懸念されており、介護人財の採用と定着に関する課題を解決するための支援が求められています。
Adeccoは、2021年10月に「さくらシード」の提供を開始しました。これまで「さくらシード」では、Adeccoは採用時点において介護福祉士資格を持つ人財をAdeccoの無期雇用派遣社員(無期限定社員)として採用し、介護事業所へ派遣していました。今回のサービス拡大により、Adeccoは、介護職員初任者研修修了者と介護福祉士実務者研修修了者も同じく無期雇用の派遣社員として採用し、介護事業所へと派遣いたします。介護福祉士資格を持たない場合も、課題解決力を有する人財を採用し、育成することで、事業所とともに介護現場における課題を解決することが可能になります。
「さくらシード」で採用された介護職員初任者研修修了者が介護福祉士実務者研修を希望する場合は、一定期間勤務継続後、介護福祉士実務者研修を修了するための費用をAdeccoが実費で支給します。すでに介護福祉士実務者研修を修了している人財に対しては、国家資格である介護福祉士資格を取得できるよう支援します。これらの資格取得支援に加え、Adeccoは「さくらシード」で採用したすべての人財に対し、身に付けたいスキルをはじめ、それぞれのキャリアビジョンに合わせた教育・訓練の機会を提供します。
Adecco Groupは人財サービスのグローバルリーダーとして、仕事を通じて躍動する人財と、人財が躍動できる環境の創出により、社会へ変革をもたらすことを目指しています。今後も新たなサービスの提供をはじめとする様々な取り組みを通じ、働く人々のキャリア開発と企業の業績向上に貢献してまいります。
アデコ株式会社 メディカルケア営業部
Tel. 050-2000-7244
Mail. ade.jp.kaigo-sakura@jp.adecco.com
Adecco Group Japan 広報部
Tel. 050‐2000‐7024