アデコ、経済産業省「リスキリングを通じたキャリア支援事業」の補助事業者に選定 ― デジタル分野を中心としたリスキリング講座の提供で、能力開発とキャリア形成を支援 ―
人財サービスのグローバルリーダーであるAdecco Groupの日本法人で、総合人事・人財サービスを展開するアデコ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川崎 健一郎、以下「アデコ」)は、この度、経済産業省が実施する「リスキリングを通じたキャリア支援事業」の補助事業者に選定されました。アデコは、同事業の補助事業者として、デジタル分野を中心としたリスキリング講座を提供し、新たなスキルの獲得をはじめとする能力開発をサポートします。また、講座を受講する人財が将来に向けた自身のビジョンを明確化できるようなキャリアカウンセリングや、キャリアアップを実現するための転職支援も合わせて行います。
経済産業省「リスキリングを通じたキャリア支援事業」公式サイト
https://careerup.reskilling.go.jp/
政府は、2022年6月に閣議決定した「デジタル田園都市国家構想基本方針」において、デジタル社会の推進に最低限必要な人数を330万人と設定し、当時の情報処理・通信技術者の人数を約100万人としたうえで、不足する230万人を2026年度末までに育成することを目指すとしました。また、岸田総理大臣は、2022年10月の所信表明演説にて、今後5年間で1兆円をリスキリングへ投じるとしました。経済産業省の「リスキリングを通じたキャリア支援事業」も、この政府の取り組みを後押しするためのものとして実施されます。
Adecco Group Japanが2022年11月に日本全国の会社員1,600人を対象に行った調査では、「これまでにリスキリングに取り組んだ経験がある」と答えた回答者は5割に満たなかったものの、リスキリングを経験した回答者は、83.1%が「仕事やキャリアに良い影響があった」と答えており、大多数がリスキリングの効果や自身の成長を感じていることが明らかになっています。
アデコは、「リスキリングを通じたキャリア支援事業」の補助事業者として、デジタル分野を中心としたリスキリング講座を提供し、DX人財を含むデジタル人財を育成します。アデコが提供する講座には、ITシステムやクラウドコンピューティングの概要、サーバー構築などに関する基礎的な知識を習得する講座から、統計学などデータ分析のための数学知識を学ぶ講座、プロジェクトマネジメントをはじめとするビジネスの現場で役立つ手法を学ぶ講座があります。また、アデコは、知識や技術を学ぶ講座を提供するだけでなく、受講生がそれぞれの将来に向けたビジョンを描くことができるようにすることを目的とした、資格保有者によるキャリアカウンセリングも行います。さらに、講座を受講する人財が実際にキャリアアップを実現できるよう、マッチングや面接対策を含む転職支援を一体的に提供します。
アデコは、これまでに官公庁や地方自治体が実施する事業を多数受託し、運営してきた実績を持っています。今後も、長年にわたり培ってきた人財育成に関するノウハウを最大限に生かし、政府や地方自治体、企業によるデジタル人財の育成を支援してまいります。