Adecco Groupは、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)を推進し、多様性を尊重し、それぞれが自身の個性や能力を発揮しながら活躍できるインクルーシブなカルチャーや環境、制度の構築および醸成に取り組んでいます。
<Adecco GroupのDE&I>
構造的なインクルージョンの実現
インクルージョンを主体とした採用、人財マネジメント、そして教育のプロセスおよびテクノロジーを構築する。
インクルーシブ・リーダーの育成
多様な考え方が尊重され、適切に運用され、耳を傾けられ、そして適用されるように推進する。
意識的なインクルージョンの実践
考え方、行動、そして意思決定により、インクルーシブなカルチャーを醸成する。
説明責任
データに基づく測定と意思決定を行う。組織が主導する取り組みに、DE&Iを組み込む。
6月は「Pride Month(プライド月間)」として、世界各地でLGBTQ+の支援や権利啓発のための活動が行われました。
Adecco Groupにおいても、Pride Monthを含め一年を通じて、さまざまな活動を展開しています。
グループ全体でのLGBTQ+への取り組みとして、Adecco Groupで働く社員がセクシュアリティに関わらず、自分らしく主体性をもって行動し、自身の価値観や考えを表現できる環境を実現することを目指して、「Q+」というLGBTQ+のグループが活動しています。「Q+」には、国境や文化などの違いを超え、世界中の社員が積極的に参加しています。
「Q+」では、Adecco Groupで働く仲間が、より「意識的なインクルージョン(コンシャス・インクルージョン)」を体現できるよう、さまざまな取り組みを行っています。
たとえば、「LGBTQ+当事者がより働きやすい環境を創るにはどうすればよいのか」を考え、制作したガイドブックを、世界各国に展開しています。さらに、各国のLGBTQ+当事者である社員が自らの原体験を語るオンライン・トークセッションも、定期的に開催しています。
セッションに参加する社員にとっては、グローバルに総合人財サービスを展開する企業の社員として、改めて職場環境や社会環境を見つめ直すとともに、LGBTQ+を理解・支援するアライとして、自身が何をできるかを考える機会にもなっています。
日本においてはDE&Iを推進するため、社員から有志を募り、「LGBTQ+」や「Gender Equality」をはじめとした4つのワーキンググループを運営しています。ワーキンググループが中心となり、LGBTQ+に関する社内の理解を促進するため、当事者を招いた社員向けのトークイベントなど、さまざまな施策を推進しています。
また、2023年4月22日(土)・23日(日)に開催された「東京レインボープライド2023」にAdecco Group Japanとして初めて協賛し、「プライドフェスティバル」にブースを出展するとともに、「プライドパレード」にも参加しました。今回の「東京レインボープライド2023」への参加も、「LGBTQ+」ワーキンググループが中心となって進めました。
「Wear Your Color」をテーマに掲げたAdecco Group Japanのブースでは、来訪者を対象に「誰もが自分の色をまとえる社会や職場」を実現するためのアイデアについて、聞き取り調査を行いました。また、それぞれの色を自由にまとえる毎日がくるようにという願いを込めたオリジナルのフォトブースを設置し、2日間で約2,000人以上の方々に来訪いただきました。
東京レインボープライドへの参加と合わせて、婚姻の平等(同性婚の法制化)に取り組む企業を可視化するためのキャンペーンである「Business for Marriage Equality(BME)」にも賛同を表明しました。
BMEへ賛同することで、日本における婚姻の平等の制度化が進むようサポートし、DE&Iの推進と、SDGsの原則である「だれ一人取り残されない」社会の実現に寄与したいと考えています。
Adecco Groupは、多様性に富み、公平で、インクルーシブな社会を実現していくために、自社での取り組みのほか、さまざまな連携・協力を図っています。
産業界における男女の権限や機会均等を目指して創設された団体パラダイム・フォー・パリティー(Paradigm for Parity)やILOビジネスと障害グローバル・ネットワーク(ILO Global Business and Disability Network)、障害者のインクルージョンを推進するthe Valuable 500などのメンバーであり、国連により発表されたLGBTIに対する差別に取り組むことを支援するためのグローバルな行動基準に署名しています。
Adecco Group CHROのGordana Landenは、言います。
「Adecco Groupは、一人ひとりが、ラベルのような表面的な要素ではなく、それぞれの本質を尊重し、誰もが“仕事の世界”に参加する機会を持つことができるような世界を実現したいと考えています。
インクルーシブなカルチャーの醸成とともに、信頼関係や、心理的安全性が確保された環境づくりに真摯に取り組むことで、すべての人が自分らしく、幸せに働くことができる環境を築くことに努めています」
公平性と包括性は、インクルーシブなカルチャーを醸成し、多様な人々が活躍する職場環境を生み出すための鍵となります。
Adecco Groupでは、自分らしく主体性を持って行動し、それぞれの価値観や考え方を表現するとともに、違いを認めあい、尊重しあえる環境やカルチャーの醸成に取り組んでいます。