働く女性の意識を高めるには、キャリア形成初期の5年の間に仕事のやりがいを感じることができるかどうかが勝負だといわれています。しかしこれまで、日本企業では、若い女性社員は男性社員の補助的な仕事しかやらせてもらえない場合が多かったので、働く意欲や自信がなかなか醸成されませんでした。家庭生活との両立ができずに辞めていく女性が多いといわれますが、それ以前に、仕事のやりがいを感じられず、キャリアの見通しが立たないとして離職する女性が非常に多いのです。
実際の効果が現れるのはこれからだと思いますが、法律への取り組みには企業ごとの差があるような気がします。積極的な取り組みをしている企業がある一方で、対応が遅れている企業も少なくありません。