現在テレワークを導入している企業に勤務する管理職(部長職・課長職)500名を対象に、テレワークの活用状況や課題に関する意向についてのアンケート調査を実施しました。
テレワークを導入している企業に勤務する管理職500人に対し、「あなたのチームで、いま以上にテレワークを推進したいと思いますか」と質問したところ、22.6%が「そう思う」、46.2%が「どちらかといえばそう思う」と回答し、約7割にあたる344人が、自身のチームでよりテレワークを進めたいと考えていました。自身のチームでいま以上にテレワークを進めたいと回答した344人に対し、「その理由は何ですか」と質問したところ、理由としてもっとも多かったのは「ワークライフバランスを向上させたいから」(58.1%)でした。
「今後、日本の企業や社会全体で、テレワークをいま以上に推進するべきだと思いますか」という質問に対しては、26.0%が「そう思う」、52.4%が「どちらかといえばそう思う」と回答し、約8割にあたる392人が、日本全体でいま以上にテレワークを進めるべきだと考えていました。その理由についても、「ワークライフバランスの向上に必要だと思うから」が、58.9%と最も多く挙げられました。
テレワークを導入している企業に勤務する管理職500人に対し、「あなたのチームでテレワークを活用していますか」と質問したところ、「テレワークの対象者がいないため回答できない」と答えた73名を除く427人のうち、28.1%が「あまり活用していない」、23.4%が「まったく活用していない」と回答しており、過半数にあたる51.5%(220人)が、制度が導入されているにも関わらずテレワークを活用していないことがわかりました。そして、テレワークを活用していないと回答した220人に対し、「その理由は何ですか」と質問したところ、理由としてもっとも多かったのは「生産性が上がるかどうか疑問なため」(40.5%)でした。
テレワークを導入している企業に勤務する管理職500人に対し、「あなたのチームでテレワークを実施するなかで、課題であると感じていることは何ですか」と質問したところ、課題としてもっとも多く挙げられたのが「部下とのコミュニケーション」(44.6%)でした。
テレワークを導入している企業に勤務する管理職500人に対し、「テレワークをより進めるために必要なことは何だと思いますか」と質問したところ、もっとも多く挙げられたのは「従業員の自己管理能力の向上」(42.2%)でした。