現役フリーランスとして働いている300名を対象にフリーランスという働き方に関する意識調査を実施しました。本調査は、2019年にも同条件の対象者に実施しており、経年による意識の変化についても比較分析しています。
フリーランスを選択した理由:上位不動だが、「職場の人間関係」によってフリーランスを選択したが上昇
現役フリーランス300名に対して、フリーランスという働き方を選択した理由を質問したところ、1位は「自分のペースで仕事をしたかった」で、1位から4位までの順位に2019年と変動はありませんでした。5位に「職場の人間関係のストレスがあった」が入り、この項目は2019年では7位で順位が上昇しています。同じく、順位が上昇したものには「一つの会社に縛られたくない」が2019年では8位だったものが、2021年には6位に上昇しました。
会社員時代より良かったこと:1位「ワーク・ライフ・バランス」がとりやすい
フリーランスになる前に、正社員や契約社員等の雇用形態で会社員として働いていたことがある129名を対象に、会社員時代と比較してフリーランスでよかったことを質問したところ、1位は「自分のペースで仕事ができる(ワーク・ライフ・バランスがとりやすい)」が最も多く、「仕事以外の自分時間が確保できる」、「やりたい仕事ができる」、「人間関係にストレスを感じなくてよい」が順に多い結果となりました。5位の「通勤ストレスがない」は、2019年には3位でしたが、コロナ禍となり会社員にもテレワークが普及したことで順位が下がったと考えられます。
フリーランスに必要な能力:1位「コミュニケーション力」。「情報収集力(2019年8位)」が3位にアップ
現役フリーランスの300名を対象に、フリーランスとして働くうえで重要な能力を質問したところ1位は「コミュニケーション能力(2019年1位)」で、2位「柔軟性(2019年2位)」で順位に変動はありませんでしたが、3位の「情報収集力(2019年8位)」は、8位から5つ順位がアップし、重要な能力として捉えられていることがわかりました。
【調査概要】
調査対象:30代~40代の現役フリーランス
サンプル:①2019年300名、2021年300名
調査方法:インターネット調査
実施時期:①2019年6月25日~29日、②2021年10月25日~29日