VOL.35 特集:日本のインターンシップ制度

Survey 新卒採用担当者675名に調査 あなたの会社のインターンシップ制度、有用ですか?

人事担当者として、もはや避けることのできないテーマであるインターンシップ制度。
担当者が感じているメリット、デメリットとは。アンケート調査を実施しました。

<アンケート概要>実施期間:2013年10月9日~13日 有効回答数:675名 日経BPコンサルティング調べ

Q1 あなたの勤務先では、現在、学生のインターンシップ制度を採用していますか。 「はい」29.8% 「いいえ」70.2% 算出母数(N)=675 Q2 どのようなインターンシップ制度を採用していますか。(複数回答可) 「セミナー・見学型(企業の部署や施設、工場や研究所を見学する)」29.9% 「課題解決型(製品開発やプログラミングなどに挑戦する)」21.9% 職務実践型(実際に職場に入り、社員の業務を手伝う)」73.1% 「採用直結型(選考を兼ねている)」12.9% 「その他」0.5%
Q3 どのようなメリット、デメリットがあると考えますか。(複数回答可) 【メリット】 「優秀な学生・業務にマッチングした学生を採用できる」58.2% 「若い世代に会社のPRができる」46.3% 「社員に学生を担当させることで、社内の人財育成ができる」32.8% 「若い世代の意見が取り入れられるなど、実際の業務にプラスになる」16.9% 「メリットを感じていない」4.5% 【デメリット】 「担当部署の負荷が大きい」43.3% 「得られる効果に比べてコストがかかる」23.4% 「情報漏えいなどの可能性がある」19.9% 「制度の効果が見えにくい」16.4% 「デメリットを感じていない」14.4%
Q4 期間はどのくらいですか。 「3カ月以上」5.0% 「2カ月~3カ月未満」4.0% 「1カ月~2カ月未満」6.5% 「2週間~1カ月未満」20.9% 「1週間~2週間未満」38.3% 「2日~1週間未満」33.3% 「1日未満」9.5% Q5 印象に残っているエピソードを教えてください。 ●顧客へのサービス内容において、想定していない良いアイデアを出してもらえた。(専門サービス業)●熱心さのあまり、会社で徹夜して守衛に怒られた学生がいた。(情報処理/ソフトウエア)●入社がゴールだと錯覚している学生ばかりな印象を受ける。入社したら自分自身が働くという概念が抜けているように感じる。(不動産業)●遊び気分で参加していた学生に、配属先から文句が出て苦労したことがある。(製造業)●初期段階から「単位取得を目的としているだけ。この会社に入社するつもりはないが、経験のために参加している」と、赤裸々に話す学生が結構いること。(製造業)