挑戦の結果が失敗だったとしてもその経験から学んだことは必ず仕事や人生の糧となります
挑戦は決して怖いことではない
大学卒業後に就職した損害保険会社を辞めたのは、29歳のときでした。その後、自費で渡米してMBAを取得し、シリコンバレーでベンチャー企業の支援事業に従事しました。電動バイクの製造販売を行うテラモーターズを起ち上げたのは、2010年のことです。
僕は、大学受験に失敗して浪人生活を送っていた頃から、経営者の伝記や歴史書、城山三郎の企業小説などを読み漁ってきました。それらの本から学んだのは、かつて日本にはチャレンジングな人たちがたくさんいた、ということです。しかし、今の日本人は総じて挑戦する気概を失ってしまっている。ならば、自分が率先してやってやろう──。これまでの僕のチャレンジを支えてきたのは、そんな思いでした。