-働く人の「人事評価制度」に関する意識調査-
世界最大※1の人財サービス企業であるアデコグループの日本法人で、総合人事・人財サービスを展開するアデコ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川崎健一郎、以下「アデコ」)は、20代~60代の働く人を対象に「人事評価制度」に関するアンケート調査を実施しました。
〈調査内容サマリー〉
〈調査結果詳細〉
(1)会社に人事評価制度に62.3%が不満をもち、「満足」はわずか4.4%にとどまる
現在の人事評価制度への満足度を聞いたところ、「満足」と「どちらかというと満足」の合計が37.7%、「どちらかというと不満」と「不満」の合計が62.3%。勤務先の評価制度に不満を持つ人が、6割以上にのぼった。また、評価者と被評価者に区分して集計したところ、評価者では「満足」と「どちらかというと満足」の合計が41.0%、被評価者のそれらの合計が35.7%となり、大きな差はみられなかった。
Q. あなたはお勤め先の人事評価制度に満足していますか。(単一選択)
単位:%(n=1356)
(2)不満の理由は、「評価基準が不明確」が最多、「評価者の価値観や経験による不公平感がある」など
人事評価制度への不満の理由は、「評価基準が不明確」がもっとも多く(62.8%)、それ以外の項目を大きく上回っている。
次いで「評価者の価値観や業務経験によって評価にばらつきが出て、不公平だと感じる」(45.2%)、「評価結果のフィードバック、説明が不十分、もしくはそれらの仕組みがない」(28.1%)となった。
単位:%(n=846)
(3)約8割が、勤務先の人事評価制度を見直す必要があると考えている
人事評価制度の見直しが必要であるかという質問に対しては、「見直す必要がある」が77.6%となり、「必要がない」22.4%を大きく上回る結果となった。人事評価制度に取り入れて欲しいことは「部下が上司を査定する制度」、「個人名を非公開にした、人事評価の開示により、自分の評価が全社のなかでどのレベルであるか認識できる仕組み」などといった内容が自由回答で得られた。
単位:%(n=1356)
(4)評価者(上司)の約8割が、自分の部下への評価は適切と自負している
部下やメンバーを評価する立場にある評価者を対象に、自分が適切に人事評価を行えているかを質問したところ、「そう思う」と「どちらかというとそう思う」の合計が77.8%と8割近い人が自分の評価が適切であると回答した。しかし、「そう思う」のみでは、16.8%と2割未満にとどまり、自信をもって「適切」といいきれる評価者は限られていることがわかった。
単位:%(n=488)
(5)評価に自信がない評価者(上司)の半数が、「数値化しにくい業務への評価がしにくい」と回答
前問で「どちらかというとそう思わない」または「そう思わない」と回答した評価者を対象に、その理由を聞いたところ「数値評価しにくい業務への評価がしにくい」、「評価基準があいまいなため、適切に評価できない」、「相対評価になってしまう」の3つの項目が他の項目を大きく上回った。
単位:%(n=108)
アンケート結果のインフォグラフィックをアデコのウェブサイトで公開しています。 詳細は、下記のリンクをご覧ください。
「人事評価制度」に関する意識調査(インフォグラフィックページ)
アデコ株式会社 広報部
Tel.03-6743-8085