組織 アンケート調査 人財 働き方 副業・複業に関する調査

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そう遠くない将来、本業以外の業務に携わりながら新しいスキルを磨く「副業」だけでなく、プロジェクトごとに様々な企業や組織に同時に参加しながら働く「複業」が、働き方のスタンダードとして一般化するとも予見されています。

アデコではこの「副業・複業時代」を見据え、副業・複業の実態と意識を調べるため、管理職と一般社員それぞれを対象に、アンケート調査を実施しました。

Q1. あなたのお勤め先では、現在、自社の社員に副業・複業を認めていますか

Q1 認めている 23%,禁止している 66%,よくわからない 11%
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Q1 あなたのお勤め先では、現在、自社の社員に副業・複業を認めていますか(単数回答)

単位:% (n=510) 全体 認めており、推進している 7.0%,認めている 16.0%,禁止している 66.0%,よくわからない 11.0%

勤務先で副業・複業を禁止している理由(複数回答)

単位:%(n=338) 社員の長時間労働や過重労働を助長してしまうから 29.9,情報漏えいのリスクがあるから 27.8,労働時間の把握や管理が困難だから 27.5,競業となるリスクや利益相反につながるから 27.5,労働災害が起きたときに本業との区別が困難だから 18.9,人手不足や人材の流出につながるから 15.7,風評リスク(業績不振、将来不安とみられる可能性)があるから 6.8,細かい条件については分からない 33.1,その他 1.2

管理職510人に対し、「あなたのお勤め先では、現在、自社の社員に副業・複業を認めていますか」と質問したところ、66.3%が「禁止している」と回答しました。その理由としてもっとも多く挙げられたのは、「社員の長時間労働や過重労働を助長してしまうから」(29.9%)、次が「情報漏えいのリスクがあるから」(27.8%)でした。

Q2. 自社の社員に副業・複業を将来的に認めることを検討していますか

Q2 認めることを検討する 9.2%,今後も認める予定はない 34.0%,決まっていない 21.9%,分からない 34.9%
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Q2 自社の社員に副業・複業を将来的に認めることを検討していますか(単数回答)

単位:% (n=338) 認める方向で検討中 0.6,一定の懸念が解消されれば、認めることを検討する 8.6,今後も認める予定はない 34.0,決まっていない 21.9,分からない 34.9

勤務先で、自社の社員に対する副業・複業を「禁止している」と回答した管理職338人に対し、「あなたのお勤め先では、自社の社員に副業・複業を将来的に認めることを検討していますか。あなたのお勤め先の方針を教えてください」と質問したところ、「認める方向で検討中」が0.6%、「一定の懸念が解消されれば、認めることを検討する」も8.6%のみでした。

Q3. 他社や個人事業主としての仕事が本業の人を受け入れていますか

Q3 受け入れている 検討している 28.0%,受け入れる予定はない 38.8%,分からない 33.1%
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Q3 他社や個人事業主としての仕事が本業の人を受け入れていますか(単数回答)

単位:% (n=510) すでに受け入れている 15.1,受け入れていないが、検討している(もしくは検討したい) 12.9,受け入れる予定はない 38.8,分からない 33.1

管理職510人に対し、「あなたのお勤め先では、他社や個人事業主としての仕事が本業の人を受け入れていますか」と質問したところ、38.8%が「受け入れる予定はない」と答えました。

あなたのお勤め先で、他社や個人事業主としての仕事が本業の人を受け入れていない理由をすべて教えてください(複数回答)

単位:% (n=264) そのような制度がないから 61.0,そのような文化がないから 43.6,人材を見つける方法が分からないから 14.4,給与や社会保障についてよく分からないから 10.6,労働時間の計算の仕方がよく分からないから 8.7,その他 1.5

勤務先で、「他社や個人事業主としての仕事が本業の人を受け入れていない」「受け入れる予定はない」と回答した管理職264人に対し、「あなたのお勤め先で、他社や個人事業主としての仕事が本業の人を受け入れていない理由をすべて教えてください」と質問したところ、理由のトップは「そのような制度がないから」(61.0%)、次が「そのような文化がないから」(43.6%)でした。

Q4. あなたは、副業・複業を認めたほうが良いと思いますか。
あなたの個人的な考えを教えてください。

Q4 認めたほうが良い 84%,禁止したほうが良い 16%
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Q4 あなたは、副業・複業を認めたほうが良いと思いますか。あなたの個人的な考えを教えてください(単数回答)

単位:% (n=510) 全体 認めたほうが良い 33.0%,条件付きで認めたほうが良い 51.0%,禁止したほうが良い 16.0%

『認めたほうが良い』『条件付きで認めたほうが良い』とお答えになった理由をすべて教えてください(複数回答)

単位:%(n=258) 従業員の収入増につながるから 35.7,本人のスキルアップにつながるから 34.9,社外の人脈形成につながるから 21.8,イノベーションや新事業の創出につながるから 19.8,人手不足解消や多様な人材の活躍推進につながるから 17.5,禁止する理由がないから 16.9,社会が副業・複業を推進する方向に動いているから 16.5,会社が禁止すると隠れて副業・複業してしまうため、会社でルールを作って認めたほうがリスクが少ないから 16.3,リーダーシップの醸成やリーダーシップを持つ人材の発掘につながるから 15.9,定着率の向上につながるから 10.6

管理職510人に対し、「あなたは、副業・複業を認めたほうが良いと思いますか。それとも、禁止、もしくは、条件付きで認めたほうが良いと思いますか。あなたの個人的な考えを教えてください」と、質問したところ、「認めたほうが良い」が33.5%、「条件付きで認めたほうが良い」が50.6%でした。
副業を認めた方が良いと考えている管理職258人に対し、「副業・複業を『認めたほうが良い』『条件付きで認めたほうが良い』とお答えになった理由をすべて教えてください」と質問したところ、トップは「従業員の収入増につながるから」(35.7%)でした。

Q5. 『副業・複業』が働き方の主流になるとも言われている時代に
必要なスキルは何だと思いますか

Q5 コミュニケーション能力 38.5%,専門性・スキル 34.1%,時間管理能力 33.1%,柔軟性 29.8
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Q5 『副業・複業』が働き方の主流になるとも言われている時代に必要なスキルは何だと思いますか(複数回答)

単位:% (n=510) 副業・複業の時代に必要だと思うスキル:トップ10 コミュニケーション能力 38.6,専門性・スキル 34.1,時間管理能力 33.1,柔軟性 29.8,人脈・ネットワークを構築するスキル 29.2,積極性・チャレンジ精神 28.0,マネジメント能力 27.1,情報収集力 25.9,課題に対する解決力 25.5,分析的思考力・概念的思考力 22.0

「あなたは、『副業・複業』が働き方の主流になるとも言われている時代に必要なスキルは何だと思いますか」と質問したところ、第一位は「コミュニケーション能力」(38.6%)、次が「専門性・スキル」(34.1%)でした。

  • 【調査概要】
    調査対象:全国の上場企業に勤務する30代から50代の管理職(課長職・部長職)
    調査人数:510名
    調査方法:インターネット調査
    実施時期:2018年5月17日~20日

Q1. あなたはこれまでに、副業・複業をした経験がありますか

Q1 過去も現在もしたことがない 76%,現在、副業・複業をしている 10%,現在はしていないが過去にしたことがある 14%
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Q1 あなたはこれまでに、副業・複業をした経験がありますか(単数回答)

単位:% (n=500) 現在、副業・複業をしている 10.0%,現在は副業・複業をしていないが、過去にしたことがある 14.0%,過去も現在もしたことがない 76.0%

一般社員500人に対し、「あなたはこれまでに、副業・複業をした経験がありますか」と質問したところ、76.2%が「過去も現在もしたことがない」と回答しました。

Q2. 今後、副業・複業をしてみたいと思いますか

Q2 したいと思わない 45%,してみたい 55%
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今後、副業・複業をしてみたいと思いますか(単数回答)

単位:% (n=381) 副業・複業をしてみたい 55.0%,副業・複業をしたいと思わない 45.0%

副業・複業をしてみたいと思う理由(複数回答)

単位:%(n=210) 収入を増やしたいから 81.4,空いた時間を活用したいから 38.1,本業だけでは将来が不安だから 31.4,今の会社に依存したくないから 22.9,本業では得られない知識や経験が得られるから 20.0,視野を広げたいから 19.0,スキルアップしたいから 18.1,好きなことを活かした仕事ができるから 16.7,人脈を広げたいから 11.4,自分の専門性・スキルを活かして仕事ができるから 10.5,達成感・充実感が得られるから 8.6,社会貢献がしたいから 4.3

副業・複業の経験がないと回答した一般社員381人に対し、「あなたは今後、副業・複業をしてみたいと思いますか」と質問したところ、55.1%が「副業・複業をしてみたい」と回答しました。
そして、「副業・複業をしてみたい」と回答した一般社員210人に対してその理由を質問したところ、トップは「収入を増やしたいから」(81.4%)でした。

Q3. 副業・複業が働き方の主流になることについて、どう思いますか

Q3 賛成 82.2%,反対 17.8%
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Q3 副業・複業が働き方の主流になることについて、どう思いますか(単数回答)

単位:% (n=500) 賛成 33.4,どちらかというと、賛成 48.8,どちらかというと、反対 14.4,反対 3.4

一般社員500人に対し、労働力人口が減少し働き手の数が少なくなると共に、テクノロジーが進展し、「副業・複業が働き方の主流になるとも言われています。あなたは、副業・複業が働き方の主流になることについて、どう思いますか」と質問したところ、「賛成」が33.4%、「どちらかというと、賛成」が48.8%で、82.2%が好意的な姿勢を示しました。

副業・複業が働き方の主流になることに「賛成/どちらかというと賛成」と答えた理由(複数回答)

単位:%(n=411) 収入が増えるから 63.5,余った時間を有効活用できるから 44.8,社会の変化を受けて、働き方も変わるべきだから 32.4,自分のスキルアップにつながるから 24.8,自分が持っているスキルを有効活用できるから 22.9,特に禁止する理由がないから 11.4,社外の人脈形成につながるから 10.7,海外ではスタンダードだから 6.8,その他 0.2

「賛成」と回答した411人に対し、「副業・複業が働き方の主流になることに『賛成』『どちらかというと、賛成』とお答えになった理由をすべてお選びください」と質問したところ、もっとも多かった理由は「収入が増えるから」(63.5%)でした。
一方、副業・複業が働き方の主流になることについては、50.2%が「不安である」と回答しました。

Q4. 『副業・複業』が働き方の主流になるとも言われている
時代に向けて行っていることはありますか

Q4 特に何もしていない 58.4%,資格取得 14.6%,情報収集 13.6%,スキルを上げる 13.6
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Q4 『副業・複業』が働き方の主流になるとも言われている時代に向けて行っていることはありますか(複数回答)

単位:%(n=500) 特に何もしていない 58.4,資格取得 14.6,情報収集 13.6,現在持っているスキルのレベルを上げる 13.6,人脈作り 10.0,自分のキャリアの振り返り 8.8,習い事 7.4,学校で専門的な知識を学ぶ 5.0,NPO団体などでのボランティア 2.8

一般社員500人に対し、副業・複業」が働き方の主流になるとも言われている時代に向けて、現在何か行っていることはありますか。あなたが現在行っていることをすべてお選びください」と質問したところ、もっとも多かったのは「特に何もしていない」(58.4%)でした。

Q5. 『副業・複業』が働き方の主流になるとも言われている時代に
必要なスキルは何だと思いますか

Q5 時間管理能力 35.2%,コミュニケーション能力 30.6%,積極性チャレンジ精神 29.6%,専門性・スキル 29.0%,柔軟性 29.0%
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Q5 『副業・複業』が働き方の主流になるとも言われている時代に必要だと思うスキルは何だと思いますか(複数回答)

単位:%(n=500) 時間管理能力 35.2,コミュニケーション能力 30.6,積極性・チャレンジ精神 29.6,専門性・スキル 29.0,柔軟性 29.0,情報収集力 19.6,人脈・ネットワークを構築するスキル 19.4,マメさ、きめ細かさ 19.2,特にない 19.2,マネジメント能力 17.0

一般社員500人に対し、「あなたは、副業・複業が働き方の主流になるとも言われている時代に必要なスキルは何だと思いますか」と質問したところ、第一位は「時間管理能力」(35.2%)、次が「コミュニケーション能力」(30.6%)でした。

  • 【調査概要】
    調査対象:全国の企業もしくは団体に正社員として勤務する一般社員
    サンプル:500名
    調査方法:インターネット調査
    実施時期:2018年5月17日~20日