昨年、労働安全衛生法が改正され、今年からいよいよ本格的な全従業員への「ストレスチェック」の運用が始まる。「従来、メンタルヘルスの管理は個人または社会が対処するものでしたが、今後は会社側の対処がより必要になってくるでしょう。欧州では、各国で働き方とメンタルヘルスの関係を調査する報告書が出されるなど、"経営における健康"は、もはや世界的なキーワードです」(山本氏)
ではストレスチェックに対し、会社および社員はどう対処すべきか。「ストレスチェックは、うつになった人を辞めさせないのが本来の趣旨です。会社側は、無理には働かせないこと。辛くても頑張らねばいけないという圧力、雰囲気こそがよくないのです」(濱口氏)