日本全国の一般社員と管理職1,400人を対象にした、管理職という仕事に関する調査
管理職は「罰ゲーム」?一般社員の約8割、管理職の約6割が、「管理職は損」だと回答
一般社員は、約8割が「将来管理職になりたくない」と回答
人財サービスのグローバルリーダーであるAdecco Groupの日本法人で、総合人事・人財サービスを展開するアデコ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:平野 健二)は、この度、日本全国の一般社員と管理職の会社員1,400人(一般社員800人、管理職600人)を対象に、管理職という仕事についての意識調査を実施しました。
【調査結果のハイライト】
<調査結果についてのコメント>
今回の調査の結果について、アデコ株式会社執行役員 Country Head of HR, Japan 兼 ピープルバリュー本部長の鶴見 順子は、次のように話しています。
「管理職は単なる役職者ではなく、企業の成長を左右する重要な人的資本です。経営方針や事業戦略を現場で実行に移すだけでなく、人財育成やエンゲージメント向上、生産性の向上など、組織の持続的な成長を実現するうえで欠かせない役割を担っています。特に、労働力人口の減少や働き方の多様化に加え、AIをはじめとするテクノロジーの伸展により仕事や組織の在り方が大きく変わるなか、一人ひとりの力を最大限に引き出し、チームとして成果を生み出すマネジメントの重要性はこれまで以上に高まっています。
一方、今回の調査では、一般社員の多くが、管理職という役割に対してネガティブなイメージを持ち、将来管理職になることを望んでいないことがわかりました。また、現在管理職として働く人財の半数以上が仕事にやりがいを感じていないことも明らかになりました。こうした状況は、将来的に企業におけるマネジメント人財や組織力の低下につながる可能性があり、多くの企業にとって重要な経営課題であると言えます。
近年のリーダーシップ研究では、管理職の役割は従来の指示・管理中心のものから、人財育成やチームの成果創出を支援する役割へと変化していると指摘されています。また、管理職には、経営と現場をつなぐ橋渡し役としての役割も求められています。一方で、求められる役割や責任は年々拡大しており、経営層からの期待と現場で働く社員のニーズの双方に向き合いながら、人財育成やチーム運営、成果創出を担うことが求められており、このような状況が、管理職を負担の大きい役割として認識させる一因になっていると考えられます。
こうした課題を解決するためには、管理職が本来担うべきマネジメント業務に集中できる環境を整えることが必要です。権限委譲や業務の標準化による負担軽減に加え、チームの成果だけでなく、人財育成やエンゲージメント向上といったマネジメント活動を適切に評価する仕組みを整備することが求められます。また、管理職として得られる成長機会や達成感、組織への影響力といった魅力を可視化し、将来のキャリアとして前向きにとらえられる環境づくりも必要です。
管理職を『責任や負担が増える役割』ではなく、『人と組織の成長を支え、自らも成長できるキャリア』として位置づけ直すことが、これからの時代にはますます重要になります。管理職がやりがいを持って活躍できる環境を整えることは、現役管理職の活性化だけでなく、次世代を担う社員が挑戦したいと思える組織づくりにつながり、ひいては企業の持続的な成長と競争力の向上にも寄与すると考えています」
【調査結果詳細:一般社員を対象にした調査の結果】
1. 一般社員の約8割が、管理職という仕事に対して「ネガティブなイメージがある」と回答
全国の一般社員800人に対し、「あなたは、管理職という仕事に対して、ポジティブなイメージがありますか?それともネガティブなイメージがありますか?」と質問したところ、76.1%(609人)が「ネガティブなイメージがある」と回答し(「ネガティブなイメージがある」30.0%、「どちらかといえばネガティブなイメージがある」46.1%)、一般社員の約8割が、管理職という仕事に対してネガティブなイメージを持っていることが明らかになりました。






